2013年01月

洋画 ゲーテの恋  〜君に捧ぐ「若きウェルテルの悩み」〜
 
ご覧になられた方もいらっしゃるでしょう。
 
小説『若きウェルテルの悩み』の誕生にまつわる恋愛を描いたストーリーはかなり脚色されており、史実とは大きく異なるとある。
 
 
しかし映画の内容は史実通りに展開されていなくとも良いと思う。現実を離れる世界での映像の中に真実だけを求める人はいないと思う。
 
実際この映画は美しかった。映像が一枚の絵画のように。それでいい。あの時代の泥濘の道こそよく表現していた。あひるたちは道行、自然との繋がりが断ち切られてはいない時代。
 
 
さて映画の感想やストーリーは兎も角、このゲーテ。実際はゴーテと発音するべきだそうだ。
 
史実はもとより日本にあっては発音さえ正確ではない。それも良いではないかと。
 
私がお伝えしたい史実は文豪ゲーテが尊敬してやまなかった、ペルシャの大詩人ハーフェズをこそ世界に広まらなかった史実をどのように思索するか。
 
ゲーテを知る人は多い。しかしペルシャの大詩人ハーフェズを知る人は少ない。
 
 
偉大なゲーテ。その人が恋したハーフェズ。
 
神との合一を求め彷徨う神秘主義詩人ハーフェズ。
神に対する愛を抒情詩として残している。
 
『ハーフェズ詩集』は、東西の文化に影響を与え、ゲーテは晩年、ハーフェズの詩に感銘を受け、『西東詩集』が綴られた。
ハーフェズの詩についてゲーテは「ハーフェズの詩を理解するには 魂まで一汗かく必要がある」と語ったという。
 
この様な大詩人が世界に広く知られなかった事を史実として研究する者は残念ながらいない。
 
ゲーテが感銘を受け、恋い焦がれた詩人はいずこへ。後生ゲーテは存在しハーフェズは存在しなくなるだろうか?
 
否、ギャッベを織るペルシャ遊牧民が存在する限り、偉大なる詩人ハーフェズは永遠に諳んじられ、そしてギヤッベに織られていく事だろう。縦糸横糸に奏でられて。
 
皆さんのお部屋に届いたギャッベ達は、耳を澄ませば夜な夜な、諳んじているかもしれません。ハーフェズの一説を。
 
ご購入頂いたお客様に改めて感謝をお届けします。
 
 http://shop.gabbeh-line.net 春夏の新着ギャッベ。

皆さん。こんばんは。お元気ですか?
 
ご購入頂きました皆様には、本日の大雪でお届けがおそくなり大変申し訳ございませんでした。
 
1日も早くお届け致しますので今暫くお待ちくださいませ。どうぞ宜しくお願い致します。
 
しかし今日の雪は積もるかな?と考えている間もなくしんしんと積もって、夕方にはこちら千葉では吹雪いていました。
 
皆様の地域はいかがでしたでしょうか?
 
私は帰り道、何度もスリップしながら、途中で立ち往生してしまうのではないかという状況の中でやっとの思いで無事故で帰宅できた事が奇跡の様でした。
 
この雪が降ると、いささか興奮気味になるのは私だけではなく、子供達や犬も大喜びですね。
 
私は特に美雪という名前からいつでもどこでも一年中、雪に縁があるせいか雪が降ると心が躍ります。
 
父と祖父は新潟生まれで、ご先祖様は越後平野を開拓したそうな。それはともかく
新潟の雪にちなんで付けられた名前である。
 
しかしこの名前、小さいころからコンプレックスのもと。なんとも美しく白い肌であれば良かったが、それとは大違いなのだからコンプレックスになってしまったのだった。
 
いつしか美白も諦めてしまったが、美しい肌は羨ましい。
 
雪と言えば、皆が驚く疑問のイランの雪だ。イランに雪がふるの?と25年近くの間、何人に何回言われた事だろう。
 
どうも今でもイランは砂漠の国と思われているようです。砂漠は無いに近い、あるのは土漠だろう。
 
しかしイランはあまりにも広大で四季もある大自然の国、その土地の気候風土は一つに絞っては語れません。
 
25年前、私はイランの雪に出会った。戦争の傷跡が沢山残る中で私は何故か懐かしい空間を満喫した。来なければならなかった場所にいる。そんな感じだった。
 
その傷跡を全て覆い隠す程の雪がテヘランを美しく包んだ。
 
私はその日シーラーズに飛ぶ予定でいたが、大雪の為飛行は飛ばないと言うではないか。
 
そんな事があってはならない、私は祈った。心から祈った。こんなに強く祈った事などない程だった。
 
皆が引き止める中私は飛行場に向かった。どう願っても飛行機が飛べる状況ではなかったが、私は飛ぶ。必ず飛ぶ。飛んでシーラーズの遺跡ペルセポリスにいる自分を想像できたからだ。
 
そして雪雲の隙間から神々しい太陽の光が差し、私を乗せた飛行機はその雲間を抜けてシーラーズに向かった。飛行が飛んだ後にまた大雪になったそうだ。
 
イランの雪体験はそれが最初で最後になるだろう。
 
シーラーズは南部に位置し寒かったが雪は無かった。
 
そこで私は初めてカシュガイ族なる遊牧民の、まさに遊牧の生活をする光景を見た。
 
それは脳裏に焼き付いて、ギャッベの中にその光景を見出す時がある。
 
こんな人々がいるのだという驚きだけを残しシーラーズを立ち去った。
 
感動は後からやってきた。ギャッベを創造してきた民族との偶然の出会いをなんと表現してよいか今でもうまくできない。言葉では表現できない。不思議な体験だった。
 
 
雪はとても美しい。でも明日は雪解けに向かうだろう。
 
皆さん、車の運転や歩行も本当にくれぐれもお気を付けてお過ごし下さい。
 
また雪のなかった地域の方も、体調に気を付けてお過ごし下さい。
 
 

私は12からペルシャに出会うまでファッション業界一筋に携わってきました。
 
コマーシャルやポスター関係の仕事を十代で、二十代にはファッションショーの世界に移行しました。
 
その頃日本ではブランドバックのルイ・ヴィトンが皮切りに業界の人間が密かに持ち始めました。
 
誰もブランド等を知らない時代に私も友人もヴィトンのバックを、それも小型ボストンバッグを持って渋谷あたりを闊歩していました。
 
意気揚々とはいえ、誰も知らないのですから優越感に浸りながらもなんだか物足りない感じでした。
 
しかし間もなく誰もかれもがヴィトンやグッチやカルティエだとかエトセトラを持ち始めました。
 
私は5年程ブランドや宝飾品に身を固め、ある意味武装していましたが、ある日全てを捨て去りました。
 
私にはブランドはいらない。以来数十年ブランドバックや宝石一つ持っていません。
 
先日イタリアの老舗陶器ブランドリチャードジノリが破産。驚きでした。数百年経っても同じデザインの食器が揃えられるのだからと聞いていましたから。
 
私もブランドで身を固めていた時にはジノリで紅茶を楽しんだものです。
 
ブランドとは一体何なのか。差別化を図る為の刻印?
 
いずれにしても未だに大人気のブランド。ブランドを愛する人を否定はしません。
 
絨毯の世界にもブランドが存在していますが、ブランドというカテゴリーは私の感性を研ぎ澄ませてはくれません。
 
どんなに素朴で稚拙でも、薄っぺらくともぼそぼそしていても、目が粗くても歪んでも
毛足が短くとも長くとも、とにかく私にとっては愛おしい手織りの絨毯。
 
それらは私にとっては価値あるもの。ブランドを超えたDNAの刻印だと思うペルシャ文様の絨毯達。私は感性で絨毯を見て触れる。
 
そして無名の作家達の絨毯に価値をつけるのは貴方なのです。
 

皆さん。こんばんは。
 
喜びのコメントを頂いたり、感激のメールを頂いたり本当に嬉しい毎日を有難うございます。皆さんのおかげです。
 
ギャッベ達も喜んでいることだと思います。皆さんを暖かく癒す存在として。
 
これからもセンスも良く品質も良く、そして安いをコンセプトに頑張りますので応援して下さいね。
 
ブログは至って私的な事が多く、ギャッベの話やペルシャの話は少ないかもしれませんが、私の現在までの体験談は時に皆さんの度肝を抜く事もあるかもしれませんので楽しみにして下さい。
 
明日は印旛沼の白鳥を見に行ってこようかと思います。暖かくなるとシベリアに飛び立つ白鳥。今は日本の気候を堪能しているのでしょう。
 
今日は私はアメリカテキサスまで飛びたってきましたが、あまりに悲惨な荒れた土地には哀しみさえ感じずに日本の土地柄を感謝する思いでスイッチを切りました。
 
私は邦画とイランの映画は見ません。偏っていますが、現実からの逃避が重要な目的ですから、アメリカ映画に限ります。
 
先日ヘルプという洋画を見ましたが、黒人差別に関心がありマイケル・Jのファンの方にはお勧めです。現在も存続している差別の過去の実態をマイケルが指揮しているかのようなところが随所に表れていてマイケルを感じずにはいられませんでした。
是非ご覧ください。重くなく暗くない、思わず大笑いしてしまう場面もあり涙ありの感動作です。
 
話は飛んで飛んでしまいますが、私は小学4年生頃アメリカの黒人差別のニュースを見た時に、私は将来人種差別はしまいと心に決めていました。
 
数十年後、差別や偏見を持たなかった事により私はペルシャの絨毯を手掛ける事になったといっても過言ではありません。
 
差別や偏見は視野や思考を狭くするものの何者でもありません。
 
得や徳にはなりません。世界を広く見る事で得るものは多いはずです。
 
ギャッベは差別や偏見を超えた存在となって世界中を飛び回っています。
 
そしてそれらのギャッベは差別や偏見のない皆様のような人々の手の中に届いているのですね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

皆さん。お元気ですか?
 
寒さが厳しく血液の循環が悪くなるので体調を崩されている方も多いのではないですか?
 
疲れが溜まった時や体調がすぐれない時は食事でスタミナをつけようとしてはいけません。
 
1食を抜く、または軽食にする事を数日続けるといいですよ。
 
内臓が休まり血流もよくなります。プチ断食が流行っているそうですが、東洋医学的にも勧めています。
 
私は朝はリンゴと人参を皮ごとジューサーで大きめのグラス1杯と、生姜大き目一かけらをすりおろし紅茶に入れて飲みます。黒砂糖も入れて。
 
少しばかりの胡桃をつまみ、朝はこれだけにしてから約4ヶ月で5キロの減量をしました。コレステロールも平均値になりました。
 
先月イランから5トンのギャッベ達が飛んできましたので、それに関連した作業は力仕事ですから、減量に拍車をかけてしまい、痩せすぎましたので少し戻します。
 
人間の体は空腹時に病気を治す働きが強くなるそうです。ですから空腹時間を長くすると、以外にも体が軽く仕事に集中できるのです。
 
食べると血流は胃腸に集中しますから体がだるくなる訳です。
 
一度試してみて下さい。食べ過ぎは毒です。
 
栄養のバランスを取り小食を心掛け体を冷やす物や事を控えると、だんだんと体調が良くなります。
 
皆さんがもともと体調が良ければ無駄なお話だったかもしれませんが、なんだか体調がはっきりしない方は調整してみて下さい。
 
ダイエットに興味のある方にはお勧めの方法です。
 
お正月の疲れを溜めないようにくれぐれもお体大切にお過ごし下さい。
 
新登場のギャッベ達は元気一杯にサイト上に出現していますので是非ご覧くださいませ。
 
 
 
 

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